2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

メイリオ系フォントについて(2)

〔2006.11.30記〕 メイリオ系フォントについて(1)(11/27)で、メイリオの文字の上下にある空隙(特に下部)が他のフォントに比べて大きいということについて書きました。そして、MeiryoKe_Gothic 系もこの空隙が他の通常のフォントよりもやや大きいということも…

ソシュール「言語学」とは何か(7)

〔2006.11.30記〕 メイリオ系フォントについて(1)(11/27)で、メイリオの文字の上下にある空隙(特に下部)が他のフォントに比べて大きいということについて書きました。そして、MeiryoKe_Gothic 系もこの空隙が他の通常のフォントよりもやや大きいということも…

メイリオ系フォントについて(1)

〔2006.11.27記〕 以前『濫觴』に「ブラウザでメイリオを使うと、バックグラウンド・カラー付きの語のバランスが悪い(背景色が文字の上下に拡がってしまう)」ということを書きました。さらに、MeiryoKe_Gothic を生成するパッチが置いてあるmeirを読むと「…

ちょっとボヤいてみる

〔2006.11.25記〕 以下は愚痴である。 ソシュールの講義のような難解な言語に出会うと、つくづく「言語で分節されることによって思想は分明になる」などという御託の虚しさを感じる。いかに語概念⇔語韻の体系を身につけていようともソシュールの言語表現の内…

ソシュール「言語学」とは何か(6)

〔2006.11.24記〕 『ソシュール講義録注解』の 76〜100ページは印欧語の知識がない私には理解するのがむずかしい。その上チェスのように単位(駒)がはじめからはっきりしているものを、その都度単位が発生するとソシュール自身がいっている「言語」の比喩とし…

ソシュール「言語学」とは何か(5)

〔2006.11.23記〕 さて、「そこにあるのは、思考−音が言語学の究極的単位としての諸区分を含んでいるという、どこか神秘的なこの事実である」(『ソシュール講義録注解』(p.59))として「言語」における単位の発生を説明してしまえば、ソシュールにとっては単…

ソシュール「言語学」とは何か(4)

〔2006.11.22記・同日一部修正/追記〕 前稿では「読む気はほとんど失せてしまっている」と書いた『ソシュール講義録』だが、気を取り直して前の方を読み返しつつ少しずつ読み進めている。 前稿に書いたように、ソシュールは「言語」(langue)を実践しつつ「言…

ソシュール「言語学」とは何か(3)

〔2006.11.21記〕 前稿「ソシュール「言語学」とは何か(2)」で書いたようにソシュールの「言語langue」は矛盾した存在である。「言語langue」は時間的・地理的に限定された一定の地域における一つの制度として規定される。それは静的(statique)なものであり…

ソシュール「言語学」とは何か(2)

〔2006.11.20記・11.21一部修正〕 正直言って『ソシュール講義録』を読む気はほとんど失せてしまっている。ソシュール「言語学」とは何か(1)(11.10) に書いたことからも分かるようにソシュールにとって「言語langue」とは外部から遮断され閉じてしまった円環…

WindowsXP のシステム・フォントを変更する

〔2006.11.15記・11.17追記〕〔12.27一部訂正←重要〕 前々稿「WindowsXP とメイリオ・フォント――補足」(2006.11.13) のように「デザインの詳細」で画面表示用のフォントを変更しても MS のアプリやシステム・プログラム等では小さな文字が細めの不格好なフォ…

Firefox 1.50.8

〔2006.11.15記・11.17追記〕〔12.27一部訂正〕 前々稿「WindowsXP とメイリオ・フォント――補足」(2006.11.13) のように「デザインの詳細」で画面表示用のフォントを変更しても MS のアプリやシステム・プログラム等では小さな文字が細めの不格好なフォント…

WindowsXP とメイリオ・フォント――補足

〔2006.11.13記〕 前稿の「WindowsXP とメイリオ・フォント」に対して同じ FC2ブログ『続・何言ってんだおめ?』の「メイリオは嫌いって言いましたけど 」(2006/11/12) というエントリーからトラックバックをいただきました。ところで、このブログのインフォ…

WindowsXP とメイリオ・フォント

〔2006.11.11記・11.13追記・11.20,21・画像追加〕 この稿の話題は、WindowsXP 環境で、かつ液晶ディスプレイを使用している人にしか関係のないものです。つまり、『濫觴(らんしょう)』掲示板の「Re:お久しぶりです。」で取り上げている話題――WindowsXPで…

ソシュール「言語学」とは何か(1)

〔2006.11.10記〕 『ソシュール講義録』はまだ四分の一ほどしか読み進めていない。できる限りソシュールの立場に立って読もうと思っているのだが苦痛の方が先立って読む気が失せるのである。それでも何とか読もうと努力をするのはソシュールの「言語学lingui…

ことばとは何か(2)――時枝誠記の言語観

〔2006.11.06〕 素朴な直観は存外に真理を言い当てているものである。古来、ごく普通の人々が現に話されている言語音声を〈ことば〉あるいは〈言語〉であると考えていたことは、多くの言語において〈ことば〉や〈言語〉を表わす語が「口」や「舌」を表わす語…

前田英樹訳『ソシュール講義録注解』

〔2006.11.04記〕 相原奈津江・秋津伶訳の『一般言語学第三回講義』を読んで、ソシュールのいう「価値」がどういうものであるかはなんとなく理解できた。ソシュールの「言語langue」が言語規範と内言とを包括する意識内における言語活動全般を指しているらし…

FC2ブログ、登録100万サイトを突破

〔2006.11.01記・11.22追記〕 2004年10月に運用を開始した FC2ブログはブログ界では最後発ともいえますが、この 10月28日に登録サイトが100万を突破したようです。私が FC2ブログユーザーになったのは昨年の 1月26日。これでも FC2ブログでは早い方(サイト…