WindowsXP とメイリオ・フォント――補足

〔2006.11.13記〕

前稿の「WindowsXPメイリオ・フォント」に対して同じ FC2ブログ『続・何言ってんだおめ?』の「メイリオは嫌いって言いましたけど 」(2006/11/12) というエントリーからトラックバックをいただきました。ところで、このブログのインフォメーションに「メイリオFirefoxじゃなくてIE(系)で使わないとキレイじゃありません」とあります。でも、これは何らかの勘違いでしょう。

実は前稿の「WindowsXPメイリオ・フォント」(2006/11/11) に掲載したスクリーン・ショットはすべて「Firefox 1.50.6」上のものです。そして「Firefox 2.0」でも同様に表示されることを私は確認しています(2.0 にはまだバグがあって、向上した機能よりもそっちの方が私には問題なので、前回 1.5 を導入するまで一年ほど熟成を待ったように今回もこのまましばらく 1.50.6 を使い続けるつもり)。また「Internet Explorer 6.0」でも同様、きれいに表示されます。

なお、WinXP・液晶環境でメイリオや MeiryoKe_Gothic、TBゴシック等々のビットマップ・フォントを含まない「真のTrueTypeフォント」を活用するには「ClearType」を有効にする必要があります。これを設定するには次のようにします。


(1) デスクトップ上で右クリックし、[プロパティ] を選択→ (2)「画面のプロパティ」で「デザイン」タブを選択し、[効果(E)]をクリック→ (3)「効果」の二番目の項目 [次の方法でスクリーンフォントの縁を滑らかにする(S)] にチェックを入れ、プルダウンメニューから [ClearType] を選択する。

さらに、同じ「デザイン」タブの [詳細設定(D)] をクリックして出てくる「デザインの詳細」では画面上のいろいろな部分で使われるフォントが指定できますので、「ClearType」を有効にしたついでに、メイリオ等の「真のTrueTypeフォント」を指定しておくことをお薦めします。フォントが指定できるのは [アイコン] [アクティブタイトルバー] [パレットタイトル] [ヒント] [メッセージボックス] [メニュー] [選択項目] の各項目です。[非アクティブタイトルバー] は [アクティブタイトルバー] と同じフォント設定になりますのであらためてフォントを指定する必要はありません(現在私は [アイコン] に MeiryoKe_UIGothic を指定し、それ以外は MeiryoKe_PGothic を指定しています )。

また、ブラウザ上でメイリオ等を使いたいときは次のようにします。


IE 6.0 「ツール(T)」→[インターネットオプ
ション(O)] で、[フォント(N)] を選択して、[Web ページ フォント(w)] の部分を使いたいフォントにします。ただし、これが有効なのは、そのページの html でフォントが指定されていない、あるいはhtml で指定されたフォントが Fontsフォルダに存在しない場合だけです。[Web ページ フォント(w)] で指定したフォントを常に使いたいときは、同じく[インターネットオプション(O)] の、[ユーザー補助(E)] から [書式設定] の二番目の項目「Web ページで指定されたフォント スタイルを使用しない(S)] をチェックします。

Firefox 「ツール(T)」→[オプション(O)] で、[コンテンツ] を選択→[フォントと配色] の [規定のフォント(F)] で使いたいフォントを指定します。なお、[詳細設定(D)] ではさらに細かいフォント設定ができます。また、この [詳細設定(D)] では「Web ページが指定したフォントを優先する」設定も可能です(私はこれにチェックをつけています)。

エディタなど他のアプリケーションでも何らかの形で使用フォントを指定できますので、個々のアプリケーションごとに好みのフォントを指定しておくとパソコン環境が快適になります(上記の「デザイン」タブ→ [詳細設定(D)] で指定したフォントをそのまま用いるものもあります)。

下は、MeiryoKe_UIGothic の表示例です。MeiryoKe_UIGothic は MS UIゴシックと同じように漢字の横幅が MeiryoKe_Gothic と同じで、仮名の横幅がほぼ半角になっています(上下の空隙もやや狭くなっているようです)。

MeiryoKe_UIGothic

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