2006-08-17から1日間の記事一覧

三浦つとむの認識論・言語論についての私見

〔2006.08.17記〕 三浦つとむはその著書の中で「認識」という語を「対象認識」という狭義の概念としてだけでなく意識(対象意識)をも含む広い概念としても用いている。したがって三浦の認識論は意識論をも含んでいる。そして宮田和保がその著『意識と言語』…

言語規範――規範と規範意識

〔2006.08.17記〕 規範とは、その表現が「かくあるべし(あるべからず)・かくすべし(すべからず)」という当為(Sollen)として表わされる他者とのあいだに交わされた約束・取り決め・契約などである。規範は取り決めをなした当事者の意識のうちに対象化(客…