ClearType Tuner のコントラスト調整

〔2006.12.31記〕

"ClearType Tuner" では ClearType のオン・オフの切り替えもできます。この切り替え結果や変更した Contrast のセッティングなどは直ちにデスクトップに反映されます。したがって、実際にアプリケーションやブラウザ上でフォントがどのように表示されるかをリアルタイムで確認することができます。それに、ClearType のオン・オフは "ClearType Tuner" の方が「画面のプロパティ」で設定するよりも軽快です(クイック起動等に登録しておくと便利)。

ところで、ClearType Tuner(2006/12/21) に対してまいう〜さんからトラックバックをいただいています。⇒ ClearTypeをもっと明瞭に!(12/24)

上の記事でまいう〜さんは、"ClearType Tuner" を使って "ClearType Contrast Setting" の値を変えると表示されるフォントの「太さ」が変化することをキャプチャー画像で比較しておられます。正確には「太さ」ではなく「コントラスト」なのでしょうが、この「コントラスト」は私たちがディスプレイやテレビ画面の「輝度調整」という意味で用いている機能とはちょっと違うようです。


"ClearType Tuner"( [Advanced]) で設定できる "ClearType Contrast Setting" の値は 1.0〜2.2(Darker〜Lighter) なのですが、文字通りフォントの「暗〜明」の調整なんですね。

ClearTypeContrastSettingの値による差

上の左側は Contrast=1.0(最小値)、右側は Contrast=2.2(最大値) のときの表示例です(フォントは MeiryoKe_Gothic)。ご覧の通り、数値が小さいときは暗色系の文字はくっきりしますが明色系の文字はややぼんやりと細身になります。逆に数値を大きくすると明色系の文字が輝いて、暗色系の文字はぼんやりとやせ細った感じになります。そして、数値による差は暗色系の文字ではかなりはっきりと表れますが、明色系の文字ではそれほど明瞭ではないようです(見た感じは個人差があるかもしれません)。このことと、ネット上のページは「明色背景・暗色文字」の方が多いこととを考慮して、Contrast の数値は小さい方に設定しておくのがよいと思います。私は 1.2 にしています(このブログも「明色背景・暗色文字」ですし)。

〔2007.01.06追記〕

「輝度調整」というのはディスプレイの明るさの調整のことですから、上でコントラストを「輝度調整」と表現したのは誤りですね。むしろ「明暗の際立ち度」とでもいうべきでした。

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ClearTypeをもっと明瞭に!(まいう〜さん)

メイリオは嫌いって言いましたけど(誤爆)(おやぢさん)