認識・思考における概念(観念)について


〔2006.07.07記〕

〔「幼児の頭の中は星雲のようなものか」付記〕

前稿において私は「私は、人間が思考において運用しているのはさまざまな観念や表象であって言語規範はそれらの観念にラベルを貼るための媒介をしていると考えている」と書いた。認識や思考における観念について私がどうとらえているかは、『ことば・認識についての覚書』の「3. 概念の二重性と言語表現」に概略が説明してあるので参照していただきたい(ただし、この説明には最初の認識の段階における言語規範の媒介の有無に関して言及されていないという欠点がある)。