2006-12-10から1日間の記事一覧

三浦つとむ「漢字と振り仮名」

〔2006.12.10記〕 三浦つとむの論考は私たちにとってごく身近なものごとを取り上げるときにも、論理的で筋が通っている。そして経験を通して蓄積された普通の人々の直観を裏切らない論理の曇りのなさがその魅力の一つだと私は思う。しかし、その内容は深いの…

三浦つとむ「時枝誠記の言語過程説」(4)

〔2006.12.10記〕 以下に引用する三浦つとむの論文では観念的自己分裂について言及されている。観念的自己分裂論は言語過程説にとって根本的な柱となる理論であるから詳しくは三浦つとむの著書に当っていただきたい(『日本語はどういう言語か』(講談社学術文…