Google検索の電卓機能と温度計算


〔2006.07.20記〕

前稿「温度はたし算・引き算できないか」に頂いた manjuphobiaさんのコメント冒頭に「Google先生に聞いてみたが「37℃ + 37℃ = 347.15℃」であるそうだ」という前置きがある。これは Google検索の電卓機能で計算させた結果をいっているのだろう。正確には、Google検索で「37℃ + 37℃」と入力して検索すると電卓機能が働いて「(37度(摂氏)) + (37度(摂氏)) = 347.15 度(摂氏)」と表示される。この計算結果の意味を考えていたのだが何としても分からない。お手上げである。ちなみに「37°+ 37°」は計算不能、「37度(華氏) + 37度(華氏)」の結果は「(37度(華氏)) + (37度(華氏)) = 278.705556 度(摂氏)」であったが、「37℃×2」は「(37度(摂氏)) * 2 = 347.15 度(摂氏)」で「37℃ + 37℃」の結果と一致している。

ためしに「37度 + 37度」とやってみると「(37度) + (37度) = 1.29154365」と表示される。これはたぶんラジアンだろう。この電卓には換算機能がある。「1.29154365ラジアンを度で」とすると「1.29154365ラジアン = 74.0000002 度」と出る。角度の計算結果はラジアンに変換されるようだ。「60度×3」→「60度 * 3 = 3.14159265」、「π×3」→「π * 3 = 9.42477796」。

温度の計算は駄目だが換算はできる。「37℃を華氏で」→「37度(摂氏) = 98.6 度(華氏)」、「37℃をケルビンで」→「37度(摂氏) = 310.15 ケルビン」、「911度(華氏)を摂氏で」→911度(華氏) = 488.333333 度(摂氏)。

使えそうなのは「大さじ3をccで」→「大さじ 3 = 45 cc」とか「30坪を平方メートルで」→「30坪 = 99.1735537 平方メートル」、「3尺5寸をメートルで」→「3尺 5寸 = 1.06060606 メートル」など。

通貨の換算もできる。温度の計算などは単位をつけずにやればいいわけだし、Google電卓も使いようである。