対象意識

認識の発展(対象意識・他者意識・自己意識)

〔2006.08.11記〕 「対象意識と観念的自己分裂」(2006/08/05)において私は対象意識を「意識内部において表象・概念として客体化されたものごとを意識主体が認識しているその意識のあり方」であると考えていると述べた。これと同様に他者意識・自己意識につい…

他者意識・自己意識

〔2006.08.10記・08.16注記〕 前稿「対象意識と観念的自己分裂」(08/05)では人間の意識の一つのあり方である対象意識について取りあげた。ところで人間は初めから対象意識(観念的な世界)を意識のなかにもって生れてくるわけでもないし、人類もまた最初から…

対象意識と観念的自己分裂

〔2006.08.05記・08.16注記〕 人間が「意識する」というとき、意識の内部には意識する主体と意識される客体とが存在している。つまり「表象化・概念化されたものごとを対象・客体として意識している主体」と「主体によって意識される特定のものごとの表象・…

自己意識の契機

〔2006.08.01記・08.17修正〕 人間の意識は外部の世界を映し出す鏡である。認識とはその鏡に映し出された像(客体)である。この意味で認識は対象認識ともよばれる。しかし意識という鏡は単に受動的に対象を映し出すだけのものではない。意識には認識を客体…

類的存在としての人間の意識

何か書こうと思っているのですが今は考える時間も書く時間もありません。以前書いたまま放置してある稿がありましたのでちょっと中途半端ですがお目汚しに。 〔2006.02.14記・2006.07.31追記〕 「人間が肉体的で、自然力のある、生きた、現実的で感性的で対…