2006-12-08から1日間の記事一覧

三浦つとむ「時枝誠記の言語過程説」(2)

〔2006.12.08記〕 引き続き、三浦つとむ「時枝誠記の言語過程説」を紹介する。 「時枝誠記の言語過程説」(『言語学と記号学』勁草書房 p.186) 本質の追求と方法論の反省 学問の革命に共通してみられる二つの特徴を、われわれは時枝理論にも見出すことができ…

三浦つとむ「時枝誠記の言語過程説」(1)

〔2006.12.08記〕 ソシュール「言語学」についてはいずれ簡単なまとめのようなものを書こうと思っているが、形而上学的な論理にすっかりあてられてしまったので、頭をすっきりさせ暗闇から復帰するために、現実に根を張った学問研究を貫いた時枝誠記(ときえ…